トルコ(トルコ共和国)は西アジアに位置するアナトリア半島と東ヨーロッパに位置するバルカン半島東南端の東トラキア地方を領有する共和制国家で、首都はアンカラ。
今回はそのトルコの世界遺産について調べてみました。
トルコ世界遺産は2021年で19件!!
トルコはかつてローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の栄華をほこる文化を作りあげてきました。
2021年にアルスランテペの丘(文化遺産)が登録されて19件になりました。
トルコ世界遺産ベスト5
- ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群(1985年)
- エフェソス(2015年)
- ヒエラポリス-パムッカレ(1988年)
- イスタンブール歴史地区(1985年)
- トロイの考古遺跡(1998年)
ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群
トルコ ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群(世界遺産)
Göreme National Park and Rock Site of Cappadocia (World Heritage), Turkey. Photo by admbrs pic.twitter.com/2Keqdc7PdR
— shizu (@shizu__) June 28, 2020
ギョレメ国立公園はトルコのカッパドキア地方ネヴェヒル県にあり、カッパドキアの岩窟群と共に1985年に世界遺産に登録されている。
広さは2500万平方キロ、東京がすっぽり入る大きさ。
ギョレメ渓谷の一面に、地下45mに達する奇岩群(凝灰石=火山灰などの噴出物がが固まったもの)が広がっていて、それを掘り抜いて作られた住居や教会、修道院が地下都市を形成しています。
トルコはイスラム教徒による迫害があり、キリスト教徒たちは、古代ローマ時代からその後キリスト教がローマ国教になっても逃げてきてここに住み着いていた。
チャルクル・キリセ(聖堂)、カランルク・キリセなど保存状態が良いフレスコ画が描かれた多くの洞窟聖堂があるのはキリスト教徒が住んでいたためで、文化価値を高めている。
エフェソス
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【 #セルシウス図書館 】
一万冊以上の蔵書を持っていたという
セルシウス図書館の跡地📚
なんと高さ約11m、
幅約17mにも及びます❗️エフェソスの遺跡のほぼ真中に位置し
当時アレキサンドリアやペルガモンと並ぶ
世界三大図書館に数えられていました🏛#建設業 #世界遺産 pic.twitter.com/skO2anXJak— 株式会社テクノプロ・コンストラクション (@TCS_technopro) December 3, 2021
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トルコ西部の小アジアの古代都市で現在のイズミル県のセルチュク近郊に位置している。
ギリシャ人都市でアルテミス崇拝で知られていたが、後にキリスト教を崇拝、新約聖書にもエフェソの信徒への手紙がある。
シェイクスピアの悲劇の題材のもなった二人が、つかの間の平穏を過ごした地とも言われるエフェソスは2015年に世界遺産に登録。
世界中から観光客が来るのは、近くに聖母マリアが晩年を過ごしたコレッソス山があり、遺跡はエジプト女王・クレオパトラも歩いた場所だからです。
ヒエラポリス-パムッカレ
パムッカレ トルコきれいver pic.twitter.com/yvfk0QZyIk
— 心奪われる景色たち (@kesiki_zekkei_) November 27, 2021
パムッカレはトルコ西部のデニズリ県にあり、ヒエラポリス遺跡と共に世界遺産に登録。
パムッカレとはトルコ語で「綿の城」「綿の宮殿」という意味。
鍾乳石でできた、真っ白な大地が全長4km高さ200mあり、石灰石の岩棚が総数100以上にもなり、今もすこしづつ増えつつある。
イスタンブール歴史地区
【トルコ】イスタンブール歴史地域。 pic.twitter.com/gvy7pcWnc5✨✨
— 世界の美しい景色🌴画像集 (@sekaikeshiki1) November 30, 2021
ヨーロッパとアジアの2つの大陸にまたがるトルコで最も大きい都市であるイスタンブールにある遺跡。
かつてローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の首都として繁栄し、各時代に建てられた教会やモスク、宮殿などの歴史的建造物が多く残る。
トルコの古い町並みをそのまま保存されていて、保存状態の高さから各国でも人気の高い世界遺産となっている。
イスタンブール歴史地区の主要スポット
- アヤソフィア・・・ビザンチン様式の教会堂建築
- トプカプ宮殿・・・オスマン帝国の繁栄のシンボル
- ブルー・モスク・・アメフト1世の命により建造された
- スレイマニエ・モスク・・スレイマン1世の命により建造された
- イスタンブール地下宮殿・・コンスタンティヌス帝の命で建造された、地下貯水池
- アト・メイダヌ・・・「馬の広場」(競馬場)の意味
- カーリエ博物館・・・キリストの生涯や聖母マリアの生涯を描いたフレスコ画がある
- テオドシウスの城壁・・東ローマ帝国皇帝テオドシウス2世により建設された
トロイの考古遺跡
ホメロスの『イリアス』などに登場するトルコの古代都市トロイア。ドイツの考古学者シュリーマンによって19世紀に発掘されたこの遺跡は、伝説ではトロイア戦争の戦地としても知られており、有名なトロイの木馬の複製が置かれている。 pic.twitter.com/a5buVqQoRs
— アーチボルド (@5w2lrbprzG6) March 1, 2018
トルコ西部エーゲ海を数キロ先に見渡す丘に広がっている。
ドイツの実業家ハインリッヒ・シュリーマンがトロイの実在を信じて私財を投じて1870年から3年をかけて掘り当てた遺跡。
単に1つの古代都市遺跡ではなく、初期青銅器時代に、1つの集落が衰退した後に別の集落が築かれるようにして、少なくとも9代興った形跡がある。
まとめ
トルコ世界遺産は2021年までに19件である。
イスタンブールやトロイの考古遺跡などは良く耳にしますが、調べてみて実際に行ってみたくなりました。
今回は人気ベスト5のご紹介でしたが、機会があれば他のトルコ世界遺産も調べてみたいですね。