「山に登って働きます。」
株式会社山屋の代表取締役の秋本真宏さん。
山の異分野の提供、依頼などの相談を請け負っているようなのですが、どのような業務内容なのでしょうか?
秋本真宏さんはなぜこの会社を立ち上げたのでしょうか?
あまり聞きなれない職業なので気になるところが沢山あり調べてみました。
秋本真宏プロフィール
- 名前:秋本真宏(あきもと まさひろ)
- 生年月日:1991年31歳
- 出身地:静岡県沼津市
- 出身校:信州大学農学部森林学科卒業
秋本真宏経歴
2008年 | 沼津高専物質工学科に入学し、化学者を志す。登山と出会い化学を学びつつ山に近い環境を目指す。 |
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2012年 | 信州大学農学部森林科学科に編入。アルプス圏フィールド教育センターの研究室に所属し、森林生態学を専攻してフィールドワークに熱中 |
2014年 | 長野県伊那市の木材と建築の会社に就職。 |
2015年 | 山の仕事を探すために退職する。 |
2016年 | 北アルプスの遭難対策組織、夏山常駐パトロール隊に加入。 個人事業「山屋」を開業。 |
2021年1月8日 | 株式会社山屋設立 公式HP http://yamaya-corporation.com |
秋本真宏さんは小学校のころは自然の中でカブトムシやサワガニを捕まえながら通学し、理科大好きな少年でした。
高専に入学した時は化学者になろうと思っていましたが、友達のお父さんに誘わて、長野県のアルプスに登山に行ったことがきっかけで、山に夢中になったそうです。
社会人になってからは、平日に仕事をしながら、休日に山に登っていたが、365日山の中にいたくて、会社を退職。
しかし、山仕事といえば、山岳ガイドや林業、山小屋しか知らなかったので、1年かけて山で働く人に会い仕事を聞き、「知られざる山仕事」がたくさんあることに気が付きました。
フリーランスとして5年間、山で働きましたが、個人では山の仕事のスケールに対応できないので仲間と一緒に会社として仕事やっていきたいと思うようになったそうです。
秋本真宏はなぜ山屋を設立したの?
日本の国土は約7割を山地が占める山国です。
娯楽として登山は知られていますが、人々の生活を豊かにするため、国土を守るために山に登って働いている人がいることは、知らない人が多いと思います。
「山で行う作業が辛い」「山の調査を頼みたい」「山で荷物を運びたい」「山に登って行う撮影など潤滑に進行する」といった悩みを抱える事業者を支援するために設立しました。
子供の頃から、自然や山が好きだったと思いますが‘’国土の7割が山‘’に目をつけてそれを仕事にしてしまうこと。
山で困っている人を支援していくことは大変なことですが喜ばれる仕事ですし、‘’365日山に登って働きたい‘’という思い、本当に山が好きなのが伝わってきますね。
秋本真宏の山屋はどんな仕事をしているの?
山に登る必要のある業務全般を行っています。
例えば
山岳ガイドや救助活動
登山中に必要な荷物運び
作業ルートの開拓
山の生物の調査
監視カメラの設置
撮影や作業のコーディネート
山屋はフィールドワーカーとして培った技術と経験を日本の山と山に関わる人々のために活躍していきます。
山屋の今後は?
山の課題は「山の業務に困ったときに相談する窓口がない」ことです。
初めて山の仕事を依頼したい人は、誰に依頼したらいいのか困ってしまう今の状態なので、インターネットを活用して山で働く山屋の存在を知ってもらうことが大事だと思う。
そのためには、地道に仕事をして実績を作らないといけないのですが、山屋で請け負っている仕事の量より、山屋で働きたいと言ってくれる人の方が多いのが今の問題みたいですね。
まとめ
秋本真宏さんは、幼少期から自然や山が大好きな少年で、高専では化学者志望でしたが、長野県のアルプスに登山に行ったことがきっかけで、山が大好きになった。
365日山で働きたいという思いから、フリーランスを経て、会社として仲間と山の仕事をして、山関係の事業者の支援をされています。
今後もっと仕事の依頼が増えて、働き手が足りない!状態になるといいですね。