近年、日本は少子高齢化による人口減少が止まらず、今後様々な産業で人手不足が深刻化することが予測されてます。
その人手不足を解消できる力感触技術(リアルハプティクス)を開発した溝口貴弘さん。
産業にどのように活かされ、withコロナ社会に必要な技術なのか?
溝口貴弘さんが開発に至った経緯は何だったのか調べてみました。
溝口貴弘プロフィール・経歴
- 名前:溝口 貴弘(みぞぐち たかひろ)
- 出身地:神奈川県
- 生年月日:1987年 32歳
- 最終学歴:2014年慶応義塾大学大学院理学研究科博士課程修了
- 経歴:2015年神奈川科学技術アカデミー常任研究員
2016年慶応義塾大学ハプティック研究センター共同研究員として力触感技術の 実用化を推進
2017年よりモーションリブ株式会社代表取締役CEO
第四十一不定期報告
テレビ朝日の「25歳〜情熱の起点〜」にて
「モーションリブ株式会社 CEO」として出演される
「溝口 貴弘(ミゾグチ タカヒロ)」さんを
紹介します。#溝口貴弘#モーションリブ株式会社#25歳#情熱の起点https://t.co/lAy5E7KY0U— イガサ (@igasamemo) May 9, 2022
溝口貴弘のモーションリブはどんな企業?
感触や力加減を制御するチップを開発しました。
現在の産業分野で活躍しているロボットは、人間の力以上のパワーを発揮し、製造工程の一部を自動化するための機械です。
大きな力を発揮するメリットはありますが、デメリットとして繊細な作業が出来ません。
要するに、柔軟物や不定形物を取り扱うことが難しいのです。
溝口さんは「力感触技術(リアルハプティクス)」容易に実現するICチップ「AbcCore(ABCコア)」を開発し、ロボットの活躍の場を広げようとしています。
溝口貴弘が技術開発に至ったきっかけは?
溝口さんが所属していた、慶応義塾大学で発明された技術がきっかけです。
感触や力加減をデジタル化し、機械に感触を与える技術です。
この技術によって、人間の操作で微妙な感覚を送信できて、繊細かつ力加減が重要な作業をロボットができるようになる。
溝口さんはモーションリブを設立して、リアルハプティクスの実装を容易にすることを実現するチップの開発をした。
溝口貴弘の開発ロボットで何が出来るの?
職人や外科医が担ってきた繊細な仕事が出来たり、介護や農業・食品製造などの深刻化する人手不足の解消が実現する。
また、人間が避けたい過酷な作業と言われている、災害時での危険な環境下や、高温・高湿の環境下もロボットで解放されます。
アイドルと遠隔握手会?
コロナ過の現在ではソーシャルディスタンスが言われていて、2022年5月のGWは2ねんぶりに規制のないGWになり各地に人があふれていました。
しかし、コロナ感染者は減っては増えを繰り返しています。
人と人が直接触れ合う機会はまだ注意が必要ですね。
アイドルと直接触れ合える握手会も不特定多数の接触が発生することから中止になっていました。
2022年3月16日に「さわれるVR握手会」が溝口さんのモーションリブが提供するリアルハプティクスを用いて開催されました。
握手の感触の双方向ライブ体験の実現で、離れた場所にいるアイドルと直接握手をしているかのような感覚が得られるようです。
新型コロナウイルスが世界を巻き込み、多くの感染者や死亡者を出しましたが、これがなかったら感触伝送技術の開発も早くはなかったでしょうね。
まとめ
溝口貴弘さんが代表取締役CEOを務めるモーションリブ株式会社は、慶応義塾大学で開発された技術を用いて、力感触技術リアルハプティクスの実装を容易にすることを実現するチップの開発をした。
これにより、様々な産業での人手不足が解消でき、人間が避けたい過酷な作業もロボットにお任せできるので、産業の発展も期待できますね。
モーションリブ株式会社 HP:https://www.motionlib.com/