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人物

井口剛志が未利用魚でベンナーズを起業した背景とは?

皆さんはご存知でしょうか?

日本近海の約3800種類魚種の中で、実際に私達が食しているのは20種類程度。

日本漁業の総水揚げ量のうちの30~40%が流通に乗らない未利用魚なのです。

そこに目をつけて起業した井口剛志さん。

井口剛志さんはどんな人物なのか、ベンナーズ起業の背景は何だったのか調べてみました。

井口剛志プロフィール

    • 名前:井口剛志(いのくち つよし)
    • 生年月日:1995年5月26日長崎県生まれ福岡育ち
    • 高校:福岡大学付属大濠高等学校中退
    • 編入:JohnBapstMemorialHighSchoolに編入留学
    • 大学:ボストン大学経営学部に進学
    • 趣味:釣り・温泉巡り

祖父が水産加工会社、父は魚の卸売業に関わる環境で育ったので、子供の頃から魚が身近な存在でした。

子供心に魚が大好きな少年は廃棄される魚がもったいないなあと頭のどこかにあったようです。

中高一貫の高校に進学して、1年生の時に「日本の次世代リーダー養成塾」という企画に参加しました。

まさしく未来のリーダーを育成するためのサマースクールで、ここでの経験がアメリカ留学のきっかけになります。

同級生よりも少し早く社会を意識していたので高校生の時から漠然と起業したいと考えていたようです。

なので高校2年の時に中退して、アメリカの高校に編入後、ボストン大学で起業学を専攻する。

行動力が凄い!

大学で社会貢献が大事だと学び、自分の身の回りでは、社会貢献のためにどんな課題解決をするべきかを考え思いついたのが日本の水産業を何とかしたいという子供のころからの想いでした。

ベンナーズ起業

2018年に複雑な漁業の流通構造を改善するためにベンナーズを起業する。

漁師と小売りをシンプルに繋ぐプラットホーム「マリニテイ」である。

2019年10月からマリニテイの事業を開始したがコロナ禍になってしまう。

漁業者とのマッチング先が外食産業だったので事業が成立しなかった。

そこで産地からダイレクトに家庭に魚を届けて食べてもらう方法も考えて、福岡県内の漁港を訪れた時に未利用魚の存在を知ることになる。

未利用魚の利用でうみのうち食堂を立ち上げる

未利用魚とは下記の理由で流通に乗らない魚のことである。

    • 量がとれないため市場に出回らない
    • 味に影響はないが、魚体に傷があり出荷できない
    • 捌くのに手間がかかる
    • 足が早い

日本漁業の総水揚げ量のうち30~40%が未利用魚なのです。

この未利用魚に目をつけて、未活用の魚介資源を家庭の食卓に合った味に加工調理して家庭に届られたら!!

漁師側と食べる側両方の問題解決になると。

未利用魚を加工調理して届ける事業、「うみのうち食堂」を立ち上げる。

人が目をつけないところに気付き、廃棄される魚を美味しい魚にかえて届けるのは素晴らしいアイデアですね。

未利用魚を丸ごと届けるサイトはあったものの、加工に手間がかかるデメリットが

あったので加工調理すれば、利用する消費者も増えそうですね。

まとめ

井口剛志さんは幼いころから、祖父、父の影響から魚が大好きだった。

高2の時に日本の高校からアメリカの高校に編入し、大学に進学。

大学では起業学を専攻し、卒業後は社会貢献するために、日本の水産業を何とか発展させたい思いで廃棄されていた未利用魚を消費者に加工調理して届ける会社ベンナーズ起業した。

井口剛志さんは社会貢献への思いが大変強く、行動力のある方でした。

今後も生産者と消費者がどちらも得することをどんどん発信して欲しいですね。