近年スマートフォンやパソコンを使うのは当たり前。
しかしこれらのデバイスを使用していると、充電が必要で充電の時に厄介なのがケーブルです。
これを解消する充電システムを開発しているのが東京大学大学院特任助教の笹谷拓也さんです。
笹谷拓也さんはどんな人なのか、開発された無線充電システムとはどんなものなのか、調べてみました。
笹谷拓也プロフィール
- 名前:笹谷拓也 (ササタニタクヤ)
- 所属:東京大学大学院工学研究科電気系工学専攻特任助教
- 学位:博士(情報理工学)2021年3月東京大学
- 技術的なスキル:電子工作/Arduino/Processing/RasPi/C/画像・画像編集
- 得意:ソフトより回路が得意
部屋全体で充電出来るワイヤレス充電技術を開発。
「Wi-Fiのような給電技術で電源の制約をなくす」東京大学 笹谷拓也https://t.co/EolLB2WpRd
— 🇺🇦🐾SAW(*ฅ•̀ω•́ฅ*)ガオー🐾🇺🇦 (@SAW_saw_a_saw) January 5, 2022
笹谷拓也はinnovators Under35 Japan2021を受賞!
「innovators Under35」は米国マサチューセッツ工科大学のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワードです。
世界的な課題解決に取り組む独創的で才能ある35歳未満の若きイノベーターの発掘を目的としています。
笹谷拓也さんは15名選出の中で、通信の分野で受賞されました。
今後の日本、世界を変える15名の中に入る笹谷拓也さんは、日本の宝ですね!
笹谷拓也はケーブルのない生活スタイルを実現する
笹谷拓也さんは充電時に必要となる、ケーブル群をすっきりさせようと新しい充電システムを米ミシガン大学と開発しました。
部屋全体を充電ゾーンに変える無線充電システムです。
私もスマートフォンやノートパソコンの充電は不便を感じていました。
特にノートパソコンは気を付けていないと、さあ使おう!と思った時に充電されてなくガックリした経験があります。
その他、医療機器や家庭用のモバイルロボット、製造施設のデバイスなど様々なものが充電可能になるといいます。
病院内の医療機器などは、充電ケーブルが無くなれば、患者さんの生活の質も向上し、さらに感染リスクも減るので早く取り入れたいですよね。
最近は電子マネーなどが普及しているので、スマホの充電が切れると、物が買えなかったりするので、駅や空港などに設置できると、スマホやダブレットがすぐに充電できて便利になりますね。
商業施設や住環境でのこのシステムの実装は数年先だそうです。
無線充電システム開発のきっかけは?
10年前から、たくさんの充電パッドを平面状に並べるような技術で平面に置かれた機器を充電する研究に取り組んできたが、空間をカバーすることが出来ません。
そこで、充電パッドをたくさん並べる平面ではなく、空間自体を好きなように作れる場合はどのような方法が取れるのか考えたのがきっかけだった。
それが、空間全体を囲うようにして、磁界を生成する今回の研究に繋がります。
笹谷拓也の今後の研究は?
今後は、生体内、土の中、水の中など、電力と情報へのアクセスが難しく、コンピューターが入り込めない領域に電力と情報のネットワークを構築したい。
それによって、様々な環境にある機器が協調して動作できる基盤をつくりたい。
生体内・・・と聞くと医療の進歩に影響がありそうで期待したいですね。
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まとめ
笹谷拓也さんは部屋全体を充電ゾーンに変える無線充電システムを開発されました。
今後、医療機器や家庭用のモバイルロボット、製造施設のデバイスなどにも活用されると、益々社会や生活が便利になります。
空間以外に電力と情報のネットワークが早く構築されるといですね。