新型コロナウィルスが拡大する中、行動制限はなく、夏祭りが人数制限をして感染対策をしながら開催されています。
お祭りの中でも東北三大祭りの一つ「青森ねぶた祭」2022年8月2日~8月7日まで3年ぶりに開催されます。
史上初女性ねぶた師の北村麻子さんは、3年ぶりに勝負に挑みます。
ねぶたは毎年新しく作りあげる山車に順位がつけられ評価されるからです。
師匠の父とライバル関係にある麻子さんのぜねぶた師になったきっかけや、制作費用、年収などはどれくらいなのでしょうか?
北村麻子プロフィール
- 1982年青森生まれ
- 二児の母
- 4人兄弟の3番目
- 2008年ねぶた名人の父(北村隆)さんに弟子入りし修業始める
- 2012年デビュー、「豚鹿の戦い」で優秀制作者賞を受賞
- 2017年「紅葉狩」ねぶた師の最高賞である最優秀制作者賞を受賞
【青森屋】女性初のねぶた師 北村麻子氏×星野リゾート青森屋 オリジナルねぶた制作中~ねぶたと温泉を掛け合わせたねぶたが7月下旬に完成~ https://t.co/rXdO0lGTZp #ねぶた #星野リゾート
— 素敵な未来へ (@sutekinamiraie) July 28, 2022
ねぶた師になるきっかけ
高校卒業後は、神社の巫女さん、接客業などの仕事に就いたが、自分らしさを感じることができずにいました。
自分の事も好きになれず、ダメな人間だと感じていました。
20代半ばで自分の生き方について考えるようになり、たった1度の人生、自分の好きな事を仕事にしたいと思い始めます。
そんな中、ねぶた師の父が足を悪くしてしまう。
父がねぶた師を続けられない、生活からねぶたが無くなる不安を覚える。
2007年に父が最高賞の「ねぶた大賞」を受賞して、父の代でねぶたを無くしてはダメだと言う気持ちになったのがきっかけです。
北村麻子さんのねぶた✨感激!😂✨
久しぶりのねぶた!泣けた〜😭✨ pic.twitter.com/vOAbSbucjR— プラム🌸ちょろきち (@barairono_plum) July 24, 2022
ねぶた師の苦悩
父からは「女の子にはねぶたは作れない」と言われていましたが、2008年から弟子入りし、修行にはいる。
もともと、勉強より、絵を書くことがすきだった麻子さは、ねぶた制作を学ぶ事が楽しくてドンドン習得していきます。
そして、修行から4年目でねぶた師にならないかと声がかかります。
普通なら10年の修行後にねぶた師になれるところ凄いことですね。
父の反対もありましたが、2012年にデビューしてねぶたを完成させました!
そのねぶたは父にそっくりだとも言われて、素質あっのでしょうね。
デビュー作で「優秀制作者賞」に輝く。
ねぶたは儚いのも魅力
ねぶた祭りが終わると、次の日の朝5時からショベルカーで解体作業が始まるのです。
麻子さんはデビューの年は悲しくて泣いてしまい、解体中は見ていられなかったようです。
今は制作者として、最後まで見届け、これによって次の年に、気持ちを切り替えていくそうです。
ねぶたの製作費と年収
最作費用は総額約2,000万円。
そのうちねぶた師の年収は約400万円。
大半は材料費、人件費(電気関係、紙貼り等)は延べ300人分かかります。
ねぶた祭のハネトは誰でも参加できる
ハネトは団体に所属していなくても自由に参加できますが令和4年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、事前登録制になっています。
https://www.nebuta.jp/info/cat94/2022haneto.html
事前登録や当日受付はありません。
ハネト衣装(正装)を着て運行スタート前までに、運行コースに待機しているねぶたの団体へ入って下さい。
まとめ
三年ぶりに開催される青森ねぶた祭。
製作費2,000万円、報酬は400万円でした。
2,000万円かけて作り、1週間で壊してしまうのにはビックリでした。
女性初ねぶた師になった北村麻子さんは師匠の父とはライバルですが、親子でねぶた制作を楽しんでおり、祭りを盛り上げています。
今年はコロナの影響で参加には予約が必要ですが、迫力のあるねぶた祭を見てみたいですね!!